春になり、入学や入社で新生活を迎えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
世代を問わずスキンケアフレッシャーズな皆様に、本日はスキンケアでやってはいけない4つのNG行為についてお伝えいたします。
もくじ
1.スキンケアを学ぶ機会は減ってきている
2.大切なのは薄い皮膚を守るスキンケア
3.スキンケアでやってはいけない4つのNG行為
①擦る
②引っ張る
スキンケアを学ぶ機会は減ってきている
新入生はフレッシュで眩しいな~と毎年清々しい気持ちで見ていますが、今年は残念ながら私のチームには新卒さんの配属はありませんでした。
ただ私のチームにはまだ社歴2年~3年の入社して間もないメンバーもおり、出張や研修で同行する時に世代間ギャップを感じながらも他愛もない会話を楽しんでいます。
例えばスキンケアをスタートし始めたきっかけや時期に関しても全然違うな~と感じます。
例えば、今の20代の方はメイクをスタートするのは中学生ぐらいで、大学生になるとメイクはプチプラからたまにランクアップして美容雑誌などで話題のデパコス等でキラキラ系に奮発していたそうです。一方スキンケア化粧品は誰かからスキンケアの仕方を教わることもなく、なんとなく肌が乾燥するから…友達が使っているから…安いから…なんとなく…と、これでいいや的に非常に安易にスキンケアを選んでいたそうです。
↑大学時代は韓国コスメが人気だったと教えてもらい、若者のコスメトレンドを20代メンバーから勉強する店長きたむーです。
では、私の時代はどうだったかといえば、メイクをスタートしたのは高校生で、その中でもとある一部の方でクラスの中でも一歩先を行くおませな女子が眉をかいたり色付きリップをしたり透明マスカラをしている時代でした。ちなみに私はおませなタイプではなかったので高校生まではノーメイクでした(笑)
ではスキンケア化粧品はどうかというと、高校を卒業するタイミングになると自分の母が普段化粧品を購入している化粧品専門路面店のお姉さんから肌診断をされて、クレンジング、洗顔、化粧水、乳液の使い方を教えられてから、最後にミニサイズの小瓶がセットされたスターターキットのようなものをプレゼントされて、大人になったらそれなりのものを揃えてスキンケアしなければいけないと思っていました。
今の若い世代の方たちは積極的に情報を取りにいかなければスキンケアを学ぶ場所がないという事を改めて感じました。確かに今は気軽に相談できる近所の化粧品店のお姉さんがいる路面店も少なくなりましたし、ドラッグストアのビューティー担当者さんが不在の店舗も多いから気軽にお肌を相談できる場所自体が減っているようにも感じます。
SNSでも今は情報が多すぎてどんな美容法が自分のお肌に合っているのかを見極めるのも一苦労だとうちの若いメンバーも言っています。
大切なのは薄い皮膚を守るスキンケア
そんな迷えるフレッシャーズの皆様や、今まで残念ながら美容に触れ合う機会のなかった中年ミドル層の皆様にもエステ業界出身だからこそ伝えられる事は何か…それはとにかくお肌は薄いという事です!!
お肌の表面(角層)の薄さはおよそ0.02mmといわれています。これはおよそラップ一枚分といわれるほどの薄さです。
でもこの薄い層が実はお肌の美しさを決めたり、お肌の保湿と保護をしてくれている大切な層なのです。
例えば、炊き立てのご飯もラップをかけたお茶碗とかけなかったお茶碗ではどちらがほかほかで柔らかいご飯を保てるでしょうか??薄くてもしっかりとガードすればカピカピのご飯にならずホカホカしっとりを保てますよね!だからこそお肌は大切に扱うことが必要です。
今日はそんなラップ一枚ほどの薄い皮膚を守るスキンケアで〝やってはいけない4つのNG行為“ についてお伝えします!
スキンケアでやってはいけない4つのNG行為
4つのNGその① 擦る |
この行為をやりがちなのは「美肌の基本」とも言われるクレンジングや洗顔の時です。
クレンジングや洗顔をする時、このようなことはしていませんか?
・クレンジングをメイクに馴染ませるときにくるくるとマッサージをするように馴染ませる。
・アイメイクやマスカラが付いているところは余計にゴシゴシなじませる。
・洗顔は泡立てを充分にせずに、きめの粗い泡を乗せてお肌を擦りながら洗う。
・お水ですすぐ時も手で汚れを落とすようにゴシゴシしてすすいでしまう。
・最後にタオルで水分を拭くときもゴシゴシと摩擦してふき取ってしまう。
この一連の流れはスキンケアで最もリスクを伴うケアといっても過言ではありません!
洗顔は一日2回。間違った洗顔法を繰り返すと、一年に換算すると730回継続することになります。お肌に負担がかかることを繰り返していくと、そこから乾燥が始まり、シミやしわや毛穴の開き、赤みの原因にもつながっていきます。お肌への摩擦は絶対にNGです!
↑洗顔は1年で730回自分でやるからこそ、洗い方が最も大切です。
4つのNGその② 引っ張る |
この行為でよくあるのは、年齢とともにフェイスラインのぼやけやたるみが出てきたときに、ほうれい線を伸ばすように引っ張る、目の下のしわをまるでアイロンをかけるかのように…ぎゅーーーーっと伸ばす…。ありがちですよね。
勿論、顔のむくみをとるとき等にリンパを流すためにフェイスラインをこぶしでなぞるように圧をかけたり、顔ヨガの一環でコリをほぐすような行為やむくみをとる運動もたまには良いと思います。
でも毎日のスキンケアではエイジングケア用の美容液で無理やり引っ張っても残念ながらしわは伸びません。むしろ逆に無理やり引っ張ることでしわやたるみが悪化する場合もあります。
例えば、子供の帽子などに使われるゴム紐も無理やり引っ張り続けると、戻りが悪くなって逆にびろーーーーんと伸びてしまいますよね。お肌を引っ張る行為もNGです!
ここまでで何となくお肌との向き合い方が伝わりましたか?
前編はここまでとさせていただき、後編では残り2つのNG行為をご案内させていただきます☺