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【VOL.17】基礎化粧品に合成界面活性剤は配合されているのか(前編)

2024/08/02

いやぁ、毎日毎日暑い日が続きますねぇ(;^_^A 日中外に出るともはや日差しが痛い・・・😢

数分出ただけで背中までびっしょりと汗をかいてしまうので、家に帰ると、とりあえずシャワーか洗顔ですっきりしたいですよね。実は体や髪や顔を洗うために使う洗浄剤の多くには実は界面活性剤という成分が配合されていることはご存じですか?

今回は基礎化粧品とは切っても切り離せない!?化粧品と合成界面活性剤と肌の関係について解説させていただきます。


もくじ



合成界面活性剤とは?

皆様、界面活性剤と聞くと何を思い浮かべますか??

私は洗剤です。我が家にある代表的な界面活性剤は、台所用洗剤と洗濯用洗剤で裏面の成分名のところにどのくらい配合されているか「%」の記載があります。

↑皆様のご自宅にもたくさん洗剤があると思いますので、一度成分表示を確認してみてくださいね♪

これらの洗剤を使うと、ハンバーグやスパゲッティ等を食べた後の食器にべったりとついた油汚れは、すぐにツルツルになりますし、炎天下の下一日中働いた衣服についた汗皮脂汚れ等もすっきり落ちます。

なぜ油汚れがすっきり落ちるのかというと、この界面活性剤が油分を分解してくれるからです。

本来、水と油は交じり合わないものです。二層に分かれたドレッシングを想像していただくとイメージしやすいと思いますが、いくら混ぜても水と油は交じり合いませんよね?簡単に言うと界面活性剤は「水と油(脂)をくっつける事ができる物質」なのです。

界面活性剤は私たちの生活で欠かすことができない、とても便利なものなのですが、中には洗剤を使うと「手荒れする…肌が荒れる…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
商品の裏側には「使用上の注意」という項目があり、そこには「ゴム手袋をしましょう」「長時間肌につかないように気を付けましょう」等、と記載があります。

実は界面活性剤はその性質上、洗い流さずに塗ったまま放置すると、お肌の角層にあるラメラ構造(角層細胞間脂質)を乱して重篤な肌荒れを起こす可能性があるのです。

健康的で美しいお肌は角層のラメラ構造のリン脂質の密度が高く、トラブル肌や肌荒れにお悩みの方はラメラ構造が乱れることで、 このように肌の内側がスカスカになり、お肌の保湿と保護がしにくくなり、スキンケアをしても効果が実感しにくくなってしまいます。

※さらに詳しいラメラ構造のお話はこちら

美しく健康な肌を目指すには、ラメラ構造が整っていることが理想的ですが、実は多くのクレンジング、洗顔料に界面活性剤は使用されているため、いかにラメラ構造を乱さずに保護をしながら洗顔をする事がとても大切なのです

とはいえ、洗剤のように高濃度や強いものではありません。一般的に、水と油をつなぎ留める力が強いと洗浄力も強い傾向にありますが、特に洗顔料など「優しい洗浄成分」などと喧伝されているものには、アミノ酸系や天然ヤシ油系を組み合わせた界面活性剤が多く見受けられます。ですが、やはり優しい洗浄成分だったとしても肌に長時間乗せておくのはリスクが高いと私たちは考えております。

化粧品も日進月歩で美容のトレンドも日々変化しています。
以前はクレンジングのコールドクリームなどでマッサージをする…という美容法もありました(今もあるかもしれません…)当社の理論からすると、なるべくクレンジング剤が配合されているクリームでの長時間のマッサージは肌を荒らすリスクがあるのですぐに洗い流していただくことをお勧めします。

当社フェースでは、石油由来の合成系親水基と合成系親油基から成る界面活性剤を「合成界面活性剤」と定義し、創業以来「合成界面活性剤不使用」にこだわってきました。

洗顔をする際はなるべく摩擦をかけず、肌に負担のかからないクレンジング料や洗顔料を使い、いかに「短時間」で洗顔を終わらせることを意識していただくように、美容研修でもこれが当社のこだわりであると強くお伝えさせていただいております。

因みに多くのクレンジング、洗顔料に界面活性剤は使用されているとお伝えさせていただきましたが、実は中には界面活性剤を使っていない洗顔料もございます。

■界面活性剤を使わずに汚れを落とす方法

クレイ(粘土)をご存じですか?
クレイは地球で約35億年前から堆積してきた物質です。空気と光によって生育、進化してきた粘土の一種で、古くから肌のダメージをケアするための傷薬や内服薬として用いられ、人々の美容や健康に役立ってきたものです。

クレイには①洗浄作用②抗菌性③消炎作用④美白作用があるといわれております。
また、「ものを吸着させる力」があり、マイナスの電荷を持っているため、その電気の力で皮脂や古い角質を吸着し、クレイの粒子が板状である事でその狭い隙間に「毛細管現象」によって皮脂を吸い取ることで、肌の不要な汚れを取り除く洗顔の役割を果たします

この2つの吸着力によって、「界面活性剤ゼロの洗顔料」を開発することができたのがWITHOUTクレイウォッシュ&パックです。

クレイウォッシュ&パックの詳細やご購入はこちら

お肌に優しくのせて洗い流すだけで、不要な角質や毛穴汚れを取り除き、つるつるのお肌に洗い上げます。また、石けん成分・界面活性剤フリーで一分間パックとしても使用できます。
発売された当初は私もこの洗いあがりのつるつる感と、すべすべ感にとても驚き界面活性剤フリー洗顔料の開発に感動した一人です。

クレイウォッシュ&パックの一分間パックの使用方法はこちら

前編では界面活性剤と化粧品について、特に「洗う」を中心にお伝えさせていただきました。
後編では「界面活性剤の保湿・保護」についてお伝えしたいと思います。

▼フェース化粧品についてはこちら!